2009年02月10日

ダイオキシンの問題

環境ホルモンの話題の時、よく名前が挙がる化学物質の一つにダイオ
キシンというのがあります。このダイオキシンとは、ポリ塩化ジベン
ゾパラダイオキシンおよび、ポリ塩化ジベンゾフランの総称であり、
毒性物質と言われています。ダイオキシンでの被害の代表例は、何と
いってもご存知かも知れませんがベトナム戦争でアメリカ軍が使用し
た枯葉剤の被害ではないでしょうか?この時に使われた枯葉剤には
ダイオキシンが含まれており、撒かれた地域の環境を著しく汚染して、
その地域の住人や作戦にかかわったアメリカ兵の健康にも非常に深刻
なダメージを与えたようです。ダイオキシンの発ガン性や催奇形性は
すさまじく、この出来事によって、ダイオキシンの環境問題や人体へ
の害が世界に広く知られました。枯葉剤によるシャムの双生児などの
奇形児は、たぶんテレビなどでもご覧になった人も多いと思います。
ダイオキシンの害は現在でも続いており、世界の各地で深刻な環境問題
や健康への被害を引き起こし続けています。このダイオキシンは、塩素
を含む物質が不完全燃焼した時に発生する物質で、本来は意図的に
作られる物質ではありません。農薬やPCBの生成過程や金属の精錬
また再生過程などで副産物として生まれるものです。ダイオキシンに
よる環境の汚染で、日本で特に問題になっている事例として、都市の
ゴミや産業廃棄物の焼却施設から発生する物があげられます。こうした
施設で、塩化ビニルや塩化ビニリデンといった、塩素を含むプラチック
類などの人工有機化合物が不完全燃焼した結果、ダイオキシンが発生
して環境を汚染するのです。ダイオキシンを廃棄物焼却施設から発生
させないために、現在では、施設の構造や焼却の条件などについての
ガイドラインが示されるなどの対策がされています。
posted by 社会問題 at 16:54| 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする